山女の船旅☆小笠原 2013.2.8〜2.13

前日までの様子はコチラ→はVol1 Vol.2 Vol.3 Vol.4

2月12日〜13日 

☆ウミガメ飼育体験☆ 〜 ☆旅の終わり☆

小笠原・父島に上陸して早くも3度目の朝・・帰路に着く日がやって来た。
早いと云えば早いし、日々感動いっぱい濃い毎日を過ごしたので、すごく多くの経験をした長い日々のようにも感じていた

天候は晴れ。
朝食をいつも通り7時に摂る。食後いつも民宿のご主人ささもとさんが淹れてくださったコーヒーを頂くのだけれど
毎日日替わり。毎朝産地が異なるコーヒー豆だったのだけれど、この日はボニンコーヒー。
ボニン・アイランズとは小笠原諸島の英名。もともと無人島だったので、ムニン島とかブジン島とか呼ばれていたのが、英語になってボニンになったそうだ。
ボニンコーヒー、小笠原産のコーヒーだ!それもささもとさんが育てているコーヒーだそうだ。味わい深く美味しく頂いた♪
手土産にも挽いたコーヒー豆を頂いて大感謝。

さて・・荷物をまとめ、2階の部屋から1階の部屋に移し、午前は最後のスタディーアクティビティ。ウミガメ飼育体験へと向かう。
海洋センターに着き、見えたのは出航準備をしているだろうおがさわら丸・・・まだ帰りたくないなぁ。

海洋センターでは真面目そうなお兄さん佐藤さんだったかなぁ・・
小笠原のガイドさんは皆、ネームプレートを首から提げていて、表に姓が裏に愛称が書かれていて、
島内はほとんど愛称で呼ぶとのことで、覚えやすかったのだけれど、こちらの方はとても真面目そうなお兄さんで愛称の説明が無かった気が・・
ぃゃ、私が聞き漏らしたのかも知れないけれど・・・

まずは、ウミガメやクジラの話をスライドで聞いて、現在のウミガメの数や捕獲量などや環境問題(ゴミだったり、光だったり)等々
いろんなデータと共にスライドで説明を聞いて・・・(ごめんなさぃ、ちょこっと頭痛がしていてちょっとうろおぼえ・・)

最初に出逢ったウミガメちゃんはアルビノちゃん。
生まれた頃は本当に本当に真っ白だったそうだ。次第に色づいて来たけれど、他のアオウミガメちゃんに比べるとやっぱり白い。
アルビノちゃんは弱い子が多いらしく、大切に育てられている。

小笠原で産卵するのはアオウミガメちゃん。ちなみに屋久島のウミガメちゃんはアカウミガメちゃん。
アオちゃんの方が、優しく穏やかな性格らしい。

この海洋センターにはその他のウミガメ、タイマイがいるそうで・・べっ甲細工の材料として乱獲されたために絶滅危惧が進んでしまったそうな・・・
え〜と下のどっちがタイマイ?タイマイは甲羅が瓦のように重なっている筈なんだけどどっちだっけ?
どっちかはアカウミガメだと思うんだけど・・あれ?赤と青?あれれ?かなぁり記憶が曖昧になっちゃった(≧∇≦)

亀の水槽を案内して貰った後は、昨年生まれたばかりのアオウミガメちゃんの甲羅磨き。甲羅のヨゴレや頭、顔、お腹、手足のヨゴレ、藻のようなものをごしごし擦って落とします。
ちっちゃいけど、意外とチカラは強いから、がしっとかつ優しく前足を押さえて羽交い締め(≧∇≦)
綺麗にしてあげるから大人しくしてねっ♪

一期一会のウミガメちゃん、君に会うことはもう無いかも知れない。奇跡的にあるかもしれないけれど、知る術も無し。
ふれ合えたことに感謝して、海を見せてあげたよ。
いつか大海に出るのかな?たくましく育っておくれ〜〜〜〜o(*^▽^*)o~♪


甲羅磨きの次は餌やり体験。餌はちっちゃい子用の小さい固形餌、おっきい子用の大きな固形餌に野菜片。
小さい餌は水面にたっぷり浮いていてどうやらお腹いっぱいのご様子。食べてくれたのはこの2匹。2頭というべきかな。
なかなか凛々しい顔してるよね(#^ー^#)

アオウミガメちゃんとのふれ合いもあっという間に終了・・・
少し時間があるので町中をぷらぷら。お土産を買ったり、ゆるりゆるり。
今回いっぱいお世話になった小笠原ツーリストのログハウス、その前のホウオウボクを見上げてみた。
初日も撮ったんだこの木。やっぱり青空がいいね(*^ー^*)

それからB-しっぷ(商工観光会館)に行ってみると・・・
実は私は見ていないんだけど、ちょっと前にNHKでやっていた大王イカのスペシャル番組の中で、この場所も出ていたそうで・・
有名な先生はココに滞在しているそうで・・・
駒の姉さん、尾瀬の姉さんが食いつく、食いつく・・・その先生の本を購入し、さらに話が盛り上がり、奥から出してきてくれた
大王イカの足のホルマリン漬け〜(゜ロ)!!いやぁ貴重なもの見たわぁ♪
再放送あったら見なくっちゃっw

それから大村海岸をふらっと歩き、ビジターセンターに立ち寄り・・・最後に喫茶店でコーヒーを頂き・・・宿へ。

宿で荷物をピックアップ。港まで車で運んで貰い、小笠原ツーリストの女の子に乗船票を貰い・・
記名をしていたら、観光アンケートの協力を求められ・・・そのアンケートの細かく、設問多いこと多いこと。
十数分はかかったもんね!私はさらさらさらりと早々と終わらせたけれど、
自然と観光と・・・似たようなお仕事している姉さん方は真剣に一生懸命記入してる。
ちょっとね、自分の事務的な処理を反省しちゃったり(;^_^A

その後、オシャレなテラスのあるレストランでカレーのランチ。
気持ちよい風、少し陽射しが強くなってきた。
あぁいよいよ帰るのねぇ・・・

乗船時間13:30頃、港に戻るとガイドのトクさんが探してくれてたとか。
乗船前になんとか逢えて、ゴミ拾い、旭山森歩きで撮った写真をプレゼントしてくれたo(*^▽^*)o~♪感謝。
それから一輪のハイビスカス♪



船に乗り込み・・またレディースルームに居場所を確保して、荷物を置いて甲板へ。
お見送りの太鼓をたたいてくれるのだなぁと思っていたら、一番お世話になったヒロさんが代表の挨拶!!
航行の安全祈願と再会を祈念してドンドコドン!!あったかい嬉しいお見送りだったなぁ(; ; )ほろっ。

船の乗務員を見送る儀式はボーフレーというのかな?ボーフレーというのが挨拶の言葉なのかな?
ぁ、帽子を振って見送るからボーフレー??

そうこうして出航の時14:00を迎えた
ヒロさん、トクさん、小笠原ツーリストの女の子達。レストランのお姉さん、言葉を交わした方もそうじゃない方もありがとう〜〜〜( ;;)
あっという間に海岸からは離れたけれど・・別れの儀式はまだまだ続く。
ボートがすごいスピードで追っかけてきてくれる。
そこから飛び込んで海の中から手を振ってくれる人達もいる。

トクさんから頂いたハイビスカス。
2度目の汽笛の後に落とすように言われたけれど・・・あれ?汽笛ってもうとっくに鳴った!?
感無量で聞き逃しちゃったかも。
ま、いっか。また帰ってこられますようにと祈りながら海に投花( ;;)

ボート達は必死に追っかけてきてくれる
大きな声で「ありがとう!」の声 「いってらっしゃ〜〜〜い!」の声に、思わず「行ってきま〜〜〜〜す!」と大声で返す。
(T T)隣りに駒の姉さんいなかったから、油断して涙流れてしまったぜ・・(ナイショだよ。)



そうこうしてるうちに30分ほど時が流れてた。
しばし・・・海を眺める。
ぁ、クジラっ!!!二度三度、潮吹きとカラダが確認できた
別のところで眺めていた駒の姉さんはブリーチングも見られたとか。

船のお見送り、クジラのお見送りで胸いっぱい。・・さ、お昼寝しましょ (-_-)゜zzz…

ふと目が覚めると16:50。日暮れにはちょうど良いころかと甲板へ向かう。途中窓から太陽の姿を確認できたのに、甲板に出たときには雲の中。
厚い雲から出てきそうな気配もあったのだけれど、厚い雲がどんどん広がってしまった

ちっpちゃな太陽の気配がちらっとしたけれど・・・・
陽が暮れていったよ。。。旅も終わりだね。



駒の姉さん、尾瀬の姉さんは眠り姫。18時半頃だったかなぁ・・・お腹空いたからレストランでうどんでも食べようと思ったの。
そうしたら二口三口でお腹に入らないぞと思って、あれれ?と思って、お膳を片づけ、トイレに行ったら・・・あらら。うっぷっぷ
カレー風味 失礼(;^_^A アセアセ…
あれ?船酔い?てかずーっと頭痛いんだよなぁ。風邪かなぁ・・・うーむ。
とりあえずウィダーインゼリー飲んで、鎮痛薬飲んで寝よっ(≧∇≦)

朝まで寝た。いっぱい寝た。
朝になっても頭は痛い。でも気持ち悪くはない。でもウィダーインゼリー飲んどこ。

甲板に出たり、戻って横になったり。気持ち悪さはほとんど無いものの、旅疲れか船酔いか調子がイマイチ。
寝たり・・・眠れなかったり・・・
よしシャワー浴びるかっo(*^▽^*)o~♪ すっきりさっぱり☆

お腹も空いたしちっちゃなキツネうどん食べて、満足w
船の揺れは行きほどではないものの、ゆーらゆら。かなりの時間寝てたけど、姉さん達はもっと寝てたね。
24時間、二言三言しか話してないもんね(≧∇≦)

下の海は11:30頃
地球は丸いんだなぁ・・なんて実感しながら綺麗な青を眺めたよ・・・


予定通り15:30竹芝到着。5泊6日の旅が終わった。

姉さん達は雪の檜枝岐へと真っ直ぐ帰る。
私はまだ旅を終えたくなくて、クジラにもう一度会いたくて、尾瀬の姉さんが旅の前に行ったという星野道夫さんの写真展に行くことに・・・
アラスカで撮られたクジラの写真 繁殖のために4000kmの旅をするクジラの壮大さに感動しつつ
星野道夫さんの優しい優しい動物の写真に生命の尊さ、自然の美しさを再確認して・・・ほろりと涙が出そうになりつつ・・・ぃゃ、頭から☆が飛んでいた。
めまい・・・。
ろくに食べてないしな・・・と近くの丸亀製麺へ。
うどんを食べていたら、めまいが悪化、ぐるぐる回る。しっかりしろ私(≧∇≦)

お家に帰るまでが旅だものw 無事に帰宅して即爆睡で〜 旅終了〜o(*^▽^*)o~♪ 

何年か前、アラスカにオーロラ鑑賞旅行に出たときに星野道夫さんを知り、どんどん彼の世界に魅せられた。
彼の写真、彼の書く文章が心に響いた
本の中で印象的だったこと・・・

「旅をして、素敵な景色を観て、体験して、愛する人にその感動をどうやって伝えるかという話になったとき・・
 写真に撮って見せる、絵に描いて見せる、言葉で説明する いろいろあるけれど・・・
 ある人が行ったそうだ 『自分が変わった姿を見せることだ』と。」

感動した景色について伝えることよりも感動した自分が成長した姿を見せることが一番だということらしい・・・

世界遺産となった小笠原。
自然も素晴らしく、戦争の跡地という側面もあり、そこに住む人達の優しさ、大らかさ、多くの感動を貰った。
ひとり旅に固執していたら、絶対訪れることの無かっただろう小笠原に行くきっかけを作ってくれた駒の姉さん。
旅を共にし、感動をいっぱい共有できた尾瀬の姉さん。
HISツアーで出逢えた旅の仲間、いっぱいお世話になったガイドの皆さん。
本当にありがとう♪めっちゃ良い旅だったよ!

成長できたかな・・・ いやぁまだまだだなぁ、私。もっともっと旅しなくちゃだ!!!
檜枝岐、佐渡、沖縄・・・ハワイ?アラスカ? どんどん旅するぞ〜〜〜!もっと成長するためにぃぃぃo(*^▽^*)o~♪


(私の旅はまだまだ続くけど、とりあえず 了w)

  

inserted by FC2 system