2013夏休み山行 〜裏銀座縦走〜
    
*2日目* 烏帽子小屋→野口五郎岳→水晶小屋(水晶岳ピストン) 初日はコチラ

山小屋ではよほど早く出発する時かよほどご来光を拝みたい時しかアラームはかけない。
それでも他の登山者の物音でほど良い時間に起きられる。
でもこの日はよく眠った。目覚めたのは4:30だったろうか。
ご来光は5時過ぎ、朝食は5時。とりあえずウェットテイッシュで顔を拭いて、日焼け対策の化粧をして、荷物整理して、4:50。
とりあえず外に出てみた。小屋の玄関は西を向いている。赤牛岳も朝の光を浴びてますます赤みを帯びている。数分歩いて東が見える展望台へ。
ああ、まもなくご来光だ。小屋の方から聞いた日の出は確か5:20頃?いやもっと早そうだな。でも5時から朝ご飯だし…
小屋に戻り、美味しく朝ご飯を頂いて5:10…もう一度展望台へ。太陽さんしっかり出ていたよ*\(^o^)/*
気持ちの良い朝の光を浴びて、もう一度小屋へ戻って、身支度して、船窪へ向かうAさん、烏帽子に登ってから野口五郎小屋へ向かう同室の方とご挨拶をして、小屋の方にベルをならして見送られて、5:30さぁ、2日目は水晶まで行きますよぉ!

たっぷり睡眠で体調良好。昨夜は少し腰も痛かったけど、バンテリン塗り塗りしたから、大丈夫。

朝の元気な光が見る景色、植物達をイキイキと見せてくれる。
これから向かう三ッ岳方面の山肌、小さなお池。

チングルマの果穂も東に誘われている。ミヤマコゴメグサちゃんは朝露キラキラさせながら太陽を向いている。
生きている。自然が生きている。
生命力を感じて、私に活力を与えてくれる。
ああ、お山はいいなぁ(*^^*)♪

足取り軽く元気にずんずん歩く。ふと振り返れば、前日登った烏帽子岳が遠くに見える。
足元にはまだまだ元気に咲いているコマクサちゃん達。

小石ゴロゴロ、ザレていたり、決して歩きやすい道ではないんだけれど…広くて気持ち良く歩ける。

北には立山、劔、やや北東奥には白馬も望める素晴らしい景色。
美しくて嬉しくて何枚も写真を撮ってしまう…。



そうそうバッテリーは初日撮影枚数が少なかったのでなんとかひとつ目のバッテリーで済んだ。二つ目に入れ替えてカメラは大丈夫っと思ってたのに…
あれ?シャッター押しても押しても写真が撮れないぞ。あれれ?
電源入れ直して、シャッター押したら、パシャパシャパシャシャ。
お〜ぃ、バッテリー少ないんだから連写しないでぇ。てかピントも被写体もまだ合わせてないよぉ(T_T)
岩岩ゴロゴロ写真、ピンボケ写真何枚撮ってんねん…orz


そういや前日、額から落ちた汗なのかハイドレーションシステムから落ちたドリンクなのか大きな水滴ぴちょんと首から下げたAOちゃんのシャッター付近に落ちたっけ。
はぅはぅ、シャッターの接点が逝かれちった!?
撮れなかったり、連写しちゃったり…と思ったら、半押しでピント合わせようとしただけでシャッターが切れちゃったり…。だから、ボケボケ写真になっちゃう〜(T_T)
カメラの設定をフルタイムオートフォーカスに設定して、なんとか乗り切る。
AOちゃん壊れてもToughくんがいるも〜んだ(T_T)と開き直りつつ。

まぁ写真はともかく…肉眼で見られる景色は本当に本当に素晴らしく、裏銀座、北アルプスの山々が360度見える。雄大な自然の中に包まれるようで…じわじわっと感動がやってきて、うるうるうるるん(*T T*)

そして山とは不思議なもので…逆方向へ進む登山者におはようございます!こんにちは!良いお天気で嬉しいですねぇ。
などなどと挨拶を交わしながら、歩いていて、すれ違いざま、あれ?見覚えある方だ…と思いつつ、声をかけそびれたのだけど
立ち止まってブツブツ言ってるのが聞こえたので、あ、声といい、その雰囲気といい間違いないなと…
「すみません。Cさんじゃないですか?」と聞いてみた。「そうですけど?(きょとん)」との返事。
分からないよねぇ。昨年12月、テレマークスキー塾で一度会っただけだもの。でもその方は雰囲気や関西弁やお名前や皆個性的だったから、分かっちゃったよん。
今日は烏帽子までで明日船窪へ向かわれるとか。互いに気をつけて…と言葉を交わした。ホント縁って不思議。


9:00ちょい前、野口五郎岳到着。ろくに休憩も取らずに来たから、ザックを下ろして長めの休憩とりませう。
羊羹食べて、写真を撮ったり、撮ってあげたり(*^^*)
お天気良いから登山者は皆ごきげん。
槍も乗鞍も綺麗に見える!
20分ほど広い山頂でまったりとして、さてさて進みますか。

こっからが長かったなぁ(*^^*)
素敵な景色を楽しみながらも…道は何気に厳しくなっていく。
岩稜歩きは好きなんだけど、長く続くと、足腰も疲れるし、足場を選んだり、浮石に気をつけたり、精神的にも疲労が溜まっていく。



同方向に進む人も反対から逆方向に進む人もしんどそう。なかなかタフな道、お天気良過ぎで陽射しも体力を奪う。
アップダウンもなかなか激しい。楽しいけど疲れて来たぞ〜!!

水晶小屋が見えてからも、なかなか近づかなくて、しんどかったなぁ。近づいて来てからも、目線より高い位置に小屋があるなぁ、登るんだなぁ…とザックもずっしり重く感じられて…
でも最後は意外に急には感じなかったんだけど…ミヤマクワガタやイワオウギの花を楽しみながら、気まぐれシャッターに弄ばれながら…ぜぃはぁ。
水晶小屋到着12:30疲れたぁ*\(^o^)/*でも着いたぁ♪

水晶小屋はちっちゃな小屋だからあまり混むようなら三俣山荘まで行くことも考えてたけど、もう疲れたもの。混雑が予想されますけどとの説明に構いませんと宿泊受付完了。
とりあえずランチ(*^^*) ぺったんこになったミニクロワッサン三つぺろりん。烏帽子で同泊だった方々とお話したりしながらね☆
野菜ジュースも頂いて、お腹が満たされ、重いザックを置いたら元気回復!

サブザックで水晶に行きましょう!去年も登ったけどガスガスだったもの。
午後になって少し雲も出て来たけど、なかなか良い眺望。
去年もあった石仏さまにご挨拶して、てくてく。
水晶岳という透明感ある名前とは裏腹に黒くゴッツゴツの水晶、別名黒岳だもの。

でも岩にははじめましてのシコタンソウも咲いていて、嬉しいね!
トレランちっくの青年は憧れの山に登頂できて嬉しいですと言いながら、にっこにこ。いいなぁ、お山は(*^^*)☆

水晶登頂13:50
景色を堪能。あ、でも少しガスって来ちゃった。雨もぽつり。カラダも冷えそうだからゆっくり小屋に戻りませう。雨は幸いぽつぽつですぐに止んで、イワヒバリさんが数羽やってきたので、調子の悪いカメラでなんとか撮影。

戻りながら、雲の平山荘を眺めたり(*^^*)

小屋に戻って寝場所を確認。私の場所は窓側の端っこ。単独女性はいなそうだったから、ひとり一枚の布団で寝られるかなぁと思ってたんだけどねぇ。

缶ビールをプシュっと小屋前で歩いてきたお山の稜線を眺めながら至福の時。少し肌寒くなってきたので、高山植物の本を借りて、お布団に転がりながら、お勉強。
5時過ぎに女性三人組がやってきて…一枚のお布団にふたりになっちった。とはいえ、端っこは少し広くてエキストラ敷布団もあるし、毛布はひとり一枚あるから、そんなに不快じゃなくてラッキー(*^^*)☆

夕飯は5時だったかな。水晶小屋の名物カレーライス。お代わり自由、カレーポットとご飯のおひつからたっぷり食べられる!とはいえね、食べ過ぎてもしんどくなるからね、ほどほどに。プシュっと2缶目と共に(^o^)/美味しくいただきました。

7時頃夕暮れの時を楽しんだ。
この日も西に雲は厚い。それでもほんわか茜色の雲を楽しんだ。
野口五郎岳にはほんわか笠雲ちっく。少し風が出てきて、お山を雲が越えて行くさまを静かに眺めたり。

一番の景色は幻想的な槍ヶ岳(*^^*)☆



日が落ちると途端に寒くなる。小屋に戻ってお布団に入って…寝転ぶとね、うふふ、窓から空が眺められる特等席(*^^*)♪
月明かりで少し星は見にくかったけど…消灯時間を過ぎても、夜空をぼ〜っと眺めていたら、くっきり眩い流れ星がふたっつ見られたよっ☆

明日も良き日になりますように〜
(( _ _ ))..zzzZZ 眠りに着いたのは22時を回っていたっけ。

3日目へつづく・・・

  

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