2013夏休み山行 〜裏銀座縦走〜
    
     高瀬ダム→(ブナ立尾根)→烏帽子小屋(烏帽子岳ピストン)
     →野口五郎岳→水晶小屋(水晶岳ピストン)
     →鷲羽岳→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋
     →樅沢岳→(西鎌尾根)→槍ヶ岳→大喰岳→中岳→南岳→南岳小屋
     →南岳→天狗原→上高地


今年の夏は飯豊山に…と思ってたら、登山口のひとつ川入の道が大雨で崩落。他にも登山口はあれど、今ひとつ交通の便がよく分からなくて、くじけた。
とすれば…さて、南アルプスにしようか、でもやっぱり北アルプスにも歩きたいコースたくさんo(*^▽^*)o~♪

呑気にしてると夜行バスが満席になってしまう。よし…今年は槍だ!7月に登りはしたけど、何にも展望なかったもの。
裏銀座歩いて、もう一度槍に行こう!そう思ったのは7月末のことだった。

新宿から毎日アルペン号で七倉ダム。23時に出発して、談合坂、梓川でトイレ休憩で4時には到着って。ちっとも眠れませんからぁ!!
談合坂から梓川(だったかな?)の間で少しうとうとっと気を失ったものの、首が痛くてすぐに眠りから覚める。
七倉ダムからは乗合タクシー。でもね、ゲートは5:30にならないと開かないの。
夜明け前、まだまだ暗い中、タクシー乗り場でおにぎり一個ほおばり、トイレに行ったり、単独の女性の方と情報交換したり。
5時過ぎにタクシーが数台やってきて、係の方が説明を始めた。
タクシーに乗る前に、ちゃんと登山届を出すように係の人に言われて、提出。ひとりひとりコースの確認と注意を伝達してくれる親切さ(*^^*)♪
「上高地までですね。今日は暑くなるので早め早めに水分とってくださいね。山の天気は変わりやすいのでご注意して気をつけて行ってらっしゃい!」
と言葉をかけていただいた。比較的ゆったりプランのメジャールートの申告なので普通の注意事項。
船窪へとか赤牛方面とか、湯俣へ下りるって人には悪路状況なども教えてくれてたみたい。とっても親切。
タクシーは4人ずつ乗り込んで、2100円の料金を割り勘。
乗ったタクシーの運転手さんはそこの責任者らしく、4人で割るとこまかくなっちゃうから2000円でいいよと!お一人様500円なり。

タクシーは5:28フライング気味にゲートを開けてくれて、高瀬ダムへ。
さてさてまだ薄曇り、ダムは風が強くて、まだ陽もささず寒く感じたけれど、トンネル抜ければ風はないと運転手さんが教えてくれたので、半袖、アームカバーの薄着になって手袋、ストック用意して…さてさてスタートだ!

*初日* 高瀬ダム→(ブナ立尾根)→烏帽子小屋(烏帽子岳ピストン)

穏やかな朝。ダム湖のブルーグリーンの水が美しい。
ワクワクしつつゆっくり身支度をして歩き始めましょう・・・5:45

まずは・・トンネルをくぐる。 っと、その前に・・皆、登ってなかったけど、私はトンネル入口手前の展望台に登るのだ!
だってそこから槍穂が見えるって情報キャッチしてたからね(*^^*)v
遠く遠くのお山の向こうにぴょこっと見えたもの!!肉眼ではちっちゃくちっちゃくぴょこっとね。望遠レンズつけて確認!
よしあそこまで行くぞ〜〜〜o(*^▽^*)o~♪

トンネルくぐり、川を渡り、登山口へ。ブナ立尾根って日本三大急登のひとつなのね。
どう見ても急な壁のような地形だもの。アミノバイタル飲んで、エネルギーチャージ!
まぁ時間はたっぷりあるし、寝不足だわ、何やらホットフラッシュ?えぇ更年期ですともw
前日から調子が悪いったら無かったの。涼しいお店にいても突然汗が噴き出してきたり・・・バスの中でも
暑くもないのに、汗がだらだら〜っと流れたり。自律神経なのかホルモンバランスなのか・・・もぉ調子悪いったら無かったの。
だからね、焦らないの。のんびりね、ゆっくりね。
ブナの樹林帯を楽しみながら歩くのよ!!

綺麗な緑にパチリと写真を撮ったら・・・ぇ?なんで?カメラのバッテリー残量減ったマーク。
え〜〜〜ちゃんと充電できてなかったのぉぉぉ(;>_<;)
バッテリーは予備2つ。大概、1つ1日半しか持たないから・・・はぅ。あんまりバシャバシャ撮ったら後半撮れなくなるじゃん。
っと写真はちょっぴり自粛モード。
ゴゼンタチバナ、コバノイチヤクソウ、ウメガサソウ・・咲き終わりの子達の写真は・・ごめんね撮ってあげないよぉ。
ソバナもよく見るから撮らなぃぃぃ。あ、でもこの子達は可愛いからパシャリ。

写真を自粛してたらなんだかストレス溜まってきたww
ミラーレスデジイチAOちゃんのバッテリーはあと2つだけど、念のためのToughくんも持ってきてるんだもん。
撮りたいだけ撮っちゃえ〜〜〜!と割り切って(≧∇≦)

ところがね・・・調子が悪いものだから、しゃがんで写真撮るとかそんな元気も無かったのよね(≧∇≦)
登山口がNo.12で小屋がNo.0と標示がされているのだけれど
No.6半分当たりからは2つおきでしっかりザック下ろして休憩とってゆっくりゆっくりね♪

樹林帯とはいえお天気はいつしかすごく良くなったものだから、暑いったらない。
暑さのせいか、体調のせいか額や頭から汗ぽったぽた。髪もびっしょり。なのに足先は冷たい冷え性。
もぉバランス悪いったら無いわぁ、このカラダ。
でもね、だましだましw クガイソウを眺めたり、綺麗な雲が広がる空を見上げたり・・・体調イマイチでも心は晴れ晴れだもの。

水分をこまめにとりつつ・・小さな花々を愛でつつね。登ります。
ミヤマホツツジ、ミヤマアキノキリンソウ・・・(*^ー^*)可愛いね。

ブナ立尾根を登りきり、西方の稜線を眺められたのは10:50だったっけ。
着いたときはまだ分からなかったけれど、この優しい表情のお山は赤牛岳だったのね!
すぐに烏帽子小屋につき、宿泊手続き。まだ午前中だし、部屋には入れないかと思ったけれど、案内してくれたので、部屋に荷物を置いてこよう。
私より10〜20分ほど早くに到着したというお母さんは68歳のAさん。タクシーもご一緒させていただいた方。
山の会やお友達と来られることが多いそうなのだけれど、今回は船窪岳、針木岳に行きたくて、お友達は怪我をされていて、単独なのだそうだ。

時間もたっぷりあることだから烏帽子岳に一緒に行くことにした。
ウサギギクが可愛らしく咲く道を通り、いつしかそこは花崗岩の山。

ハイマツの道を抜けると花崗岩の白い山肌に沢山のコマクサが咲いていた。
そして、凛々しい烏帽子岳。ブナ立尾根を登っている時もちらりとその姿が見えたのだけれど、上手く写真に納められなかったの。
東側から白い雲が流れてくる。まだ雲よ、増えないで〜〜〜、攻めてこないで〜〜〜!!!

雲が増える前に登頂したいものの、可愛らしいタカネツメクサちゃんが咲き誇っていたりするから足が止まるw
Aさんは疲れたのか、一度登っているから下で涼んで待ってるというので、ひとり急斜面の岩場に取り付きまする!!
長い長い鎖が垂れている。下から1mほどの所に左を示す←があったものだから、鎖から離れ、岩にへばりついて進んでみた。
さらに↑への矢印。手がかり、足がかりとなるような穴やでっぱりはあるものの、ロッククライミング経験の無い私にはどうにも自殺行為。
頂上には行けないのか!?
鎖まで戻り、この鎖の長さがあるってことはここを鎖を頼りに進んでも良いってことよね。
力任せになんとか鎖をのぼりきり、あとは高いところが苦手でなければなんとか進みやすい岩。
登るの簡単、下りは怖いぞ〜っと思いながらも、高いところ好きのお馬鹿さん(*^0^*)ノ

登りきってやったぜっ!!
山頂標が2本。その高い方の合間から見えるのは立山方面の筈。雲がかかってちょっとわからないなぁw
でも向こうの景色が眺められて嬉しかったな。
このあと白い雲がもくもくもくっと沸いてきて視界が狭くなっちゃったもの。Good Timing o(*^▽^*)o~♪

恐る恐る無事に下りてAさんと合流し、お話ししながらゆっくり小屋に戻ります!
コマクサを楽しみながら(*^ー^*)
白いコマクサちゃんが咲いていたのは、小屋の真ん前でした♪

Aさんがテント場方面のお花畑を見に行く中、私はひとりビールぐびっ!お腹も空いたので、朝ご飯に残していたおにぎりぱくりw

小屋の前にはイワギキョウのお花畑もあって蜂くん達がせっせと蜜を集めてたw
私はせっせとビールをぐびり。あまりに美味しかったモノだから、2缶飲んじゃったもの(≧∇≦)
ぇ?体調?もぉすっかり良くなったもの☆ビール美味しく飲めるってことは体調良いってことだもの♪

夕食は天ぷら、なかなかおいしゅーございました。
18:30頃、西の空に雲が多かったから夕陽は見られないかなぁと諦めていたけれど・・雲に消えゆくお日様がしっかり見られました。

烏帽子小屋、4人部屋に3人。Aさんと関西から来られた同世代かな?の方。
山歩きの話を楽しんだあと、19:30外に出てみると綺麗な三日月が光り、夜空が明るくてあまり星は見えない感じ。
それでも北斗七星を認識して満足。
月が沈んだ真夜中になれば星も綺麗に見えるだろう・・・でも、どうにも寝不足の疲労たっぷりのカラダ。
20:00就寝。朝まで爆睡の初日でございました★



2日目へつづく・・・

  

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